遠波村(読み)とおなみむら

日本歴史地名大系 「遠波村」の解説

遠波村
とおなみむら

[現在地名]山口市大字佐山さやまの一部

佐山村の東、山口湾に面する海辺を開作してできた村。「注進案」に「当村之儀は、宝暦二申歳宍戸様御築立にて遠波開作と御名付被成、明和三戌歳より御上地に相成、直様塩浜御開立相成」とある。その後「船繋場所入川堀波戸新地御築調相成、成就之上御開作為成立、小芝居・茶屋女・問屋株・揚酒屋株・風呂屋等御免相成、明和七寅歳より定市春秋三拾日宛興行、右諸株御運上納被仰付来候所」という特殊な所であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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