塩浜(読み)シオハマ

デジタル大辞泉 「塩浜」の意味・読み・例文・類語

しお‐はま〔しほ‐〕【塩浜】

《「しおばま」とも》塩田えんでんのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「塩浜」の意味・読み・例文・類語

しお‐はましほ‥【塩浜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しおばま」とも ) 海水日光に干して塩をつくるための砂浜塩田(えんでん)塩場
    1. [初出の実例]「当郷・同塩浜事、〈略〉亡祖則親且為神用、且為子孫、所申立当社領也」(出典:常陸塙不二丸氏文書‐嘉祿三年(1227)六月六日・関東下知状案)

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世界大百科事典(旧版)内の塩浜の言及

【塩】より

…日本には,岩塩,地下鹹水などの資源がまったく存在しないため,日本の塩業の歴史は製塩には恵まれない自然条件を克服して,海水から塩を採取する歴史でもあった。上古の時代は,土器製塩あるいは海藻類を利用した藻塩焼(もしおやき),海浜の砂に付着した塩分の浸出などの原始的な方法によっていたが,9世紀ころからしだいに塩浜(しおはま)の形態が整い,入浜式(いりはましき),揚浜式(あげはましき)の塩浜が出現した。とくに入浜式では,17世紀初めに大規模な入浜式塩田が開発され,立地条件の恵まれた瀬戸内海沿岸を中心に発達し,いわゆる〈十州塩田〉を形成した。…

【福島[町]】より

…島は第三紀層の上を玄武岩がおおう台地状をなし,最高点の標高は180m。明治中期から石炭が採掘され,中心集落の塩浜は炭鉱町として活気があったが,1972年炭鉱は閉山した。その後,縫製工場やLPG基地が誘致された。…

※「塩浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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