遠藤(読み)エンドウ

デジタル大辞泉 「遠藤」の意味・読み・例文・類語

えんどう〔ヱンドウ〕【遠藤】

姓氏の一。
[補説]「遠藤」姓の人物
遠藤周作えんどうしゅうさく
遠藤実えんどうみのる
遠藤盛遠えんどうもりとお

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遠藤」の意味・読み・例文・類語

えんどうヱンドウ【遠藤】

  1. 姓氏の一つ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

知恵蔵 「遠藤」の解説

遠藤

相撲追手風部屋の力士。1990年10月19日生まれ、石川県鳳珠郡穴水町出身。本名、遠藤聖大(えんどうしょうた)。182センチメートル、145キログラム。得意技は突っ張り・左四つ・寄り。
小学校1年生の時、父親ドライブついでにと相撲教室へ連れて行ったことをきっかけに、相撲を始める。小学生の頃は朝青龍の闘志あふれる相撲にあこがれたという。その後、金沢学院東高等学校から日本大学に進み、4年時に国民体育大会相撲競技・成年男子個人と全日本相撲選手権大会を制するなど、11のタイトルを獲得した。
同郷で、日大の先輩でもある追手風親方(元力士・大翔山)のもと、2013年3月場所幕下10枚目格付出で初土俵。この場所と次の5月場所とも5勝2敗の成績を上げ、史上最速に並ぶ所要2場所で関取になる。翌7月場所では新十両として14勝1敗で優勝し、昭和以降、最速の幕内昇進を遂げた。
昇進後の9月場所では、9勝4敗と勝ち越しを決めながら、左足首を痛め最後の2日間を休場。11月場所は前頭7枚目まで上がり6勝9敗と苦しんだが、翌14年初場所では11勝4敗と2桁勝利し、敢闘賞を獲得した。デビューから6場所での敢闘賞は、雅山に次いで歴代2位タイ。出世の速さに髪が伸びるのが追いつかず、いまだまげを結えないザンバラ頭に端整な顔立ち、遠藤という本名のままのしこ名などが話題を呼び、この頃から人気が上昇。週末の稽古場には100人以上の見物客が集まり、テレビコマーシャルにも出演している。
本場所での懸賞獲得本数は、入幕3場所で100本を超え、「若・貴兄弟」として人気を集めた若乃花、貴乃花兄弟を大幅に上回っている。特に女性ファンが多く、チョコレートが好物と伝えられると、バレンタインデーには段ボール5箱のチョコレートが部屋に届いたという。
3月場所では、前頭筆頭に上がり、大関稀勢の里を突き落としで破り、大関戦初白星を上げた。初土俵から7場所目で大関・横綱から白星を獲得したのも歴代2位タイ。

(葛西奈津子  フリーランスライター / 2014年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵mini 「遠藤」の解説

遠藤

日本の大相撲力士。本名は遠藤聖大(えんどうしょうた)。1990年10月19日、石川県生まれ。身長184cm、体重143kg。追手風部屋所属。小学校から相撲に親しみ、小、中、高とそれぞれ全国優勝を果たした後、日本大学経済学部経済学科に進み、4年次には個人戦で全日本相撲選手権大会優勝(アマチュア横綱)と国体相撲成年個人の部A優勝(国体横綱)の二冠を獲得。その後、プロに進むが、この実績から史上2人目となる幕下10枚目格付出で初土俵を踏んだ。新十両で迎えた13年7月場所を14勝1敗で優勝し、同年9月場所で新入幕。新十両での14勝優勝は史上2人目で63年ぶり。史上4人目となる十両1場所通過を記録。幕下付出から所要3場所での新入幕は昭和以降、史上最短記録。

(2013-9-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android