姓氏(読み)せいし

精選版 日本国語大辞典の解説

せい‐し【姓氏】

〘名〙 姓(かばね)と氏(うじ)。みょうじ。氏姓。
※中華若木詩抄(1520頃)中「葉靖逸と云者が、隠居したる処也。人の姓氏の時は、葉(せつ)とよむぞ」 〔通志‐氏族略序〕

しょう‐じ シャウ‥【姓氏】

〘名〙 (「しょう」は「姓」の呉音) ⇒せいし(姓氏)

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世界大百科事典 第2版の解説

せいし【姓氏】

呉音で〈しょうじ〉とも読む。一般には,父系の血縁集団を意味するが,その具体的な内容は中国と日本では異なっているし,日本においても時代によって相違している。中国や朝鮮では同不婚の規制が厳しいのに対し,日本では族内婚は社会的に忌避されていない。 古代の中国では,〈姓〉字は同一の祖先に出自し,同一の祖神を信奉する血縁集団を指しており,ラテン語のgens,英語のclanにほぼ該当する語であった。これに対して〈氏〉の字は〈姓〉を構成する個々の家族,または同一の祖先から分岐した家族を意味していたが,漢代のころから姓と氏とは混用されるようになり,姓=氏と言う傾向が顕著となった。

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世界大百科事典内の姓氏の言及

【姓氏】より

… 奈良・平安時代を通じて,氏は遺制でありながらも政治的・社会的に尊重されていた。それだけに氏の出自や姓を明確にしておくことは為政者にとって肝要であったため,官撰の《新撰姓氏録》30巻のような提要書が編纂された。中央・地方を問わず,有力な氏は氏神をまつる神社とは別に氏寺を建立した。…

※「姓氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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