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選挙協力 せんきょきょうりょく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

選挙協力
せんきょきょうりょく

一種の選挙戦術で,選挙に際し政党間で自党が候補者を立てない選挙区では他の政党の候補者を応援する代わりに,他の政党が候補を立てない選挙区では自党の候補の選挙応援を受けること。日本のように複数の政党が争う場合,小政党では,候補者を立てられないくらい集票力が弱い選挙区が出てきてしまう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

選挙協力

選挙の際、政党が支持者に対して、連合する他政党に投票するよう呼びかけること。本来、政党は選挙で勝つために戦うものである。しかし、小選挙区制が導入されてから、日本の選挙では選挙協力が大きな意味を持つようになった。近年、日本の選挙でキャスチングボート(実質的な決定票)を握っているのは公明党である。公明党は、小選挙区で当選するだけの力は持っていない。しかし、創価学会という強力な支持基盤を持ち、1選挙区当たり2万票を動かすことができるといわれている。投票率が低く当選ラインが低くなればなるほど、公明党の支持が重要な意味を持つ。1999年に自公連立ができて以来、公明党は自民党との選挙協力をしだいに本格化させた。非自民側の結集で民主党が政権の受け皿になるにつれて、公明党は自民党を支えるようになり、2003年11月総選挙での自民党の勝利も、公明党との協力なしにはあり得なかった。

(山口二郎 北海道大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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