都羽二重拍子扇(読み)みやこはぶたえひょうしおうぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都羽二重拍子扇」の意味・わかりやすい解説

都羽二重拍子扇
みやこはぶたえひょうしおうぎ

一中節の唄本。書名は「なめらかに拍子よく語る」意味。享保7 (1722) 年頃刊。 50曲所収。これを『旧刻都羽二重拍子扇』という。5世都太夫一中の編集したものは8冊で 55曲所収。文政3 (1820) 年刊。一中節の稽古本として最もよく知られている。

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