酒直村(読み)さかなおむら

日本歴史地名大系 「酒直村」の解説

酒直村
さかなおむら

[現在地名]栄町酒直・酒直台さかなおだい一―二丁目

安食あじき村の東に位置。天正七年(一五七九)一〇月の千葉介邦胤証状(龍角寺文書)に「酒直」郷とみえ龍角りゆうかく寺伽藍の修理料に充てられている。寛永二年(一六二五)本多正貫領知目録写に村名がみえ、当村八〇〇石が旗本本多領となっている。明和九年(一七七二)の田方谷切帳(山田家文書)によれば寛永二年、寛文二年(一六六二)、延宝六年(一六七八)検地が行われた。天和三年(一六八三)には無地高二七七石余があった(酒直区有文書)。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高一千一石余で幕府領。宝永四年(一七〇四)佐倉藩の検地を受けた(山田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android