酸解離定数(読み)さんかいりていすう(その他表記)acid dissociation constant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酸解離定数」の意味・わかりやすい解説

酸解離定数
さんかいりていすう
acid dissociation constant

酸の電離平衡の平衡定数で,酸の強さを示す1つの尺度 (この値が大きいほど強い酸) 。酸を HA で表わし,その電離平衡を HA⇔H++A- で示すとき,その酸解離定数 Ka は,次のように表わされる。

Ka=[H+][A-]/[HA]

ただし [ ] はそれぞれのイオンおよび分子のモル濃度を表わす。たとえば,酢酸の 25℃での酸解離定数は 1.75×10-5 である。

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世界大百科事典(旧版)内の酸解離定数の言及

【酸・塩基】より

…
[水溶液中での酸・塩基]
 水溶液中でのH+の濃度あるいはpHをその水溶液の酸の強さとすることができるが,酸自身の酸の強さとしては,酸がH+を放出するものであるということからすれば,その程度すなわちKaがその酸の強さをあらわすことになる。Kaを酸解離定数,-logKa=pKaのようにしてpKaを酸解離指数といい,これによって酸性度をあらわす。Kbは塩基解離定数,pKbは塩基解離指数(塩基性度をあらわす)であるが,KbはKaと逆の関係にあるからKaあるいはpKaだけで,酸および塩基の強さをあらわすことができる。…

【pK】より

…化学平衡は,(1)酸の解離,(2)塩基の解離,(3)錯化合物生成,(4)沈殿生成,その他化合物の生成,(5)加水分解などの分解反応など,多種多様である。それらのKは,(1)に関しては酸解離定数Ka(酸解離指数pKa),(2)は塩基解離定数Kb(塩基解離指数pKb),(4)は溶解度積Ksp(pKsp),(5)に関してはKh(pKh)などのように下つき文字を付しておのおのの定数を区別し,表現に便宜をはかったりする。【橋谷 卓成】。…

※「酸解離定数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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