釈氏稽古略(読み)しゃくしけいこりゃく

精選版 日本国語大辞典 「釈氏稽古略」の意味・読み・例文・類語

しゃくしけいこりゃく【釈氏稽古略】

宋代までの編年体仏教史。元の至正一四年(一三五四)宝州覚岸の著。四巻。中国歴史を帝王中心に要領よくまとめ、禅の立場からこれに仏教の継承伝播に関する事跡を編みこんだもの。稽古略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android