世界大百科事典(旧版)内の重力異常図の言及
【重力探査】より
…(4)ブーゲー補正 観測点と基準面の間にある物質による引力に対する補正で,物質の密度に関係する補正であり,観測地域での岩石密度を実測するなどにより決定される。これらの補正を施した値をブーゲー異常と呼び,平面図上で同じ異常の点を結んで描かれたものがブーゲー異常図(重力異常図または単に重力図)と呼ばれる。重力異常図を用いて地下構造を推定する場合には,一般に堆積岩は埋没深度とともに密度が大きくなること,堆積岩と比較して火成岩の密度が大きいことなどに着目して,堆積層の厚薄,背斜構造・火成岩貫入の有無などを推定する。…
※「重力異常図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」