重杯(読み)かさねさかずき

精選版 日本国語大辞典 「重杯」の意味・読み・例文・類語

かさね‐さかずき‥さかづき【重杯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 杯を、大、中、小など重ねて一組としたもの。
    1. [初出の実例]「次置重盃円座、次重坏、次給挿頭花」(出典玉葉和歌集‐嘉応二年(1170)三月一九日)
  3. 二杯以上酒を飲むこと。

じゅう‐はいヂュウ‥【重杯・重盃】

  1. 〘 名詞 〙 杯をかさねること。たびたび杯をとって酒を飲むこと。
    1. [初出の実例]「坊主分の人、ちかごろはことのほか重杯のよし、そのきこえあり。言語道断しかるべからざる次第なり」(出典:蓮如御文章(1461‐98)四)
    2. [その他の文献]〔類聚名物考(1780頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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