重枝名田(読み)しげえだみようでん

日本歴史地名大系 「重枝名田」の解説

重枝名田
しげえだみようでん

[現在地名]鳥栖市飯田町字重田

近世飯田いいだ村の枝村重田しげた辺りに比定される八幡宇佐宮領で、「宇佐大鏡」に「基肄郡重枝名田 宮役起請田廿四丁三反卅宮召物 副米七石 加地子米十二石一斗九升 国半不輸」とみえる。同書に「件田畠者、自本領主藤井宮時之手、御前権検校僧円昭令譲得之間、自円昭之手、大宮司公通譲得之上、宮時男宮行又与譲状畢、仍公通私領也、是公通立新券、請神官判由緒也」とあって、譲得の時期は保延元―安元元年(一一三五―七五)と推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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