野津手(読み)のつて

日本歴史地名大系 「野津手」の解説

野津手
のつて

平安期から戦国期にかけてみえる地名。現在地は未詳。現林田はやしだに野津手八幡宮があり、貞享三年(一六八六)星丸ほしまるから移ったとされるので(続風土記)、星丸付近と推定される。「宇佐大鏡」に「野津手浦田数卅五丁 石王丸廿五丁 稲次十丁 国半不輸」とあり、宇佐大宮司公順が同地を本領主から買得し、二季御祭御幣紙料として同宮に寄進したという。元暦二年(一一八五)三月日付八幡宇佐宮女禰宜大神安子等解案(益永文書/平安遺文八)には宇佐宮禰宜所帯分の散在田畠として「筑前国野津平浦当宮官幣紙料」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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