金子増燿(読み)カネコ マステル

20世紀日本人名事典 「金子増燿」の解説

金子 増燿
カネコ マステル

大正・昭和期の製鋼業者



生年
万延2年2月11日(1861年)

没年
昭和13(1938)年2月3日

出生地
江戸

経歴
明治12年東京砲兵工廠に勤務中、フランス人技師から洋式の鉄鋼鋳造技術を習得。陸軍鋳鋼所、八幡製鉄所、日本鋳鋼所などに務める。大正7年大阪に金子鋳鋼所を設立し、笏洞興業、雨宮商店などの取締役も務めた。日本鋳鉄業界の先駆者で、銅像鋳造にも勝れ、靖国神社広場の大村益次郎像も作製した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子増燿」の解説

金子増燿 かねこ-ますてる

1861-1938 大正-昭和時代前期の実業家
万延2年2月11日生まれ。東京砲兵工廠(こうしょう)で鋳造技術を修得。八幡製鉄所などにつとめ,大正7年(1818)大阪で金子鋳鋼所を創立する。笏洞鉱業,雨宮商店などの取締役もつとめた。昭和13年2月3日死去。78歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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