金田繁(読み)カネダ シゲル

20世紀日本人名事典 「金田繁」の解説

金田 繁
カネダ シゲル

昭和期の映画監督



生年
明治39(1906)年10月20日

没年
昭和41(1966)年3月15日

出生地
京都市下京区松原大宮西上長福寺町

学歴〔年〕
京都一商卒

経歴
大正15年東亜キネマ等持院助監督部入社、仁科熊彦、広瀬五郎についた。昭和6年東亜の代行会社東活で監督となり、右太プロの阿部九州男主演「閃影双刃録」でデビュー。7年東活解散、同年東京・多摩川に発足した日本映画に移る。8年京都へ帰り新興キネマ入社、10年極東映画に転じ、兵庫県甲陽で4巻物の時代劇を監督。16年興亜映画で「荒野の叫び」1本を撮って退職、奈良県大和郡山市役所に勤め、のち市議会事務局長。定年後の35年松竹下加茂内の山崎プロでテレビ映画「風雲真田城」を監督。ほかに「度胸一代男」(11年)「時代の風雲児」(13年)「旗本三日月侍」(15年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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