釣れる(読み)つれる

精選版 日本国語大辞典 「釣れる」の意味・読み・例文・類語

つ・れる【釣・吊】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ( 「攣」とも ) 一方に引かれて寄る。ひきつる。
    1. [初出の実例]「女は髷に結ふと、ここが釣れますから誰でも禿げるんですわ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
  3. ( 「攣」とも ) ひきつった状態になる。
    1. [初出の実例]「今日の気胸の針のあとに痛みが残ってそこが吊れるような気がした」(出典:樹影(1972)〈佐多稲子〉三)
  4. ( 「つる(釣)」の可能動詞から ) 魚がとれる。
    1. [初出の実例]「けふは、お竹の静かにして居たるゆゑ、魚もよくつれたることを告げ」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android