鉾立村(読み)ほこたてむら

日本歴史地名大系 「鉾立村」の解説

鉾立村
ほこたてむら

[現在地名]大淀町大字鉾立

大岩おおいわ村の東方に立地。きた郷のうち。慶長郷帳では村高七三・六六二石、幕府領(代官中坊左近)。元和五年(一六一九)郡山藩(松平忠明)領、同藩の二割半無地高増政策で村高は九二・〇七八石となる。延宝七年(一六七九)以降幕府領。

孝子鉾立清九郎の碑が住居跡の鉾立峰にある。延宝六年高市郡谷田やた(現高取町)に生れ、同郡丹生谷にうだに(現高取町)に移住、のち当村に来て光蓮寺住僧の導きで発心し、老母を抱えて信仰一筋に生きた。当村で三年余暮し、念仏行者の鑑とたたえられ「ほこたて清九郎」とよばれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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