銃創瑣言(読み)じゅうそうさげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「銃創瑣言」の意味・わかりやすい解説

銃創瑣言
じゅうそうさげん

医学書。大槻俊斎(おおつきしゅんさい)著。1854年(安政1)出版。ドイツのセリウスCelius(1794―1876)の外科書と、モストMost(1794―1832)の医事韻府書の創傷篇(へん)・銃創篇を、摘出抄訳したわが国の西洋医方に基づいた最初の軍陣外科書。銃創の種類、症状、療法などについて述べた本文27枚の小冊子。江川英龍(ひでたつ)が「時局緊急の軍用の書」として依頼し、幕府当局に折衝して出版させ、序文を寄せて、読む人が新方を発明することを促している。

[末中哲夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む