安政(読み)アンセイ

大辞林 第三版の解説

あんせい【安政】

年号(1854.11.27~1860.3.18)。嘉永の後、万延の前。孝明天皇の代。

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日本の元号がわかる事典の解説

あんせい【安政】

日本の元号(年号)。江戸時代の1854年から1860年まで、孝明(こうめい)天皇の代の元号。前元号は嘉永(かえい)。次元号は万延(まんえん)。1854年(嘉永7)11月27日改元。災異(凶事)を断ち切るために行われた(災異改元)。『群書治要(ぐんしょちよう)』を出典とする命名。安政年間の江戸幕府の将軍は徳川家定(いえさだ)(13代)、徳川家茂(いえもち)(14代)。1854年(安政1)、ペリー率いる米国艦隊が再び江戸湾に現れ、幕府は米国との間に日米和親条約(神奈川条約)を結んだ。国内の開国派、攘夷派の対立が激化するなか、1858年(安政5)には日米修好通商条約をはじめ5ヵ国との間の条約に調印。この幕府の外交は、朝廷の勅許を得ずに行われたことから、幕府に対する不満・批判がさらに高まった。同年に大老に就任した井伊直弼(いいなおすけ)(彦根藩第15代藩主)は、尊王攘夷派をはじめとする批判勢力の徹底した取り締まり・弾圧を行った。これは「安政の大獄」と呼ばれている。その結果として、1860年(万延1)に桜田門外の変が起き、井伊は殺害された。一方、安政年間には各地で大地震が起こり、1855年(安政2)には江戸も大きな被害を受けた(安政江戸地震)。また、1858年(安政5)には江戸で「ころり」(コレラ)が大流行し、数十万人の死者を出した。

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