銅タンパク質(読み)ドウタンパクシツ

化学辞典 第2版 「銅タンパク質」の解説

銅タンパク質
ドウタンパクシツ
copper protein

銅イオンを含むタンパク質で,金属タンパク質の一種.酸素分子と結合して酸素運搬作用を有するヘモシアニンと,酸素を活性化して有機化合物の酸化反応を触媒する種々の銅酵素が知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「銅タンパク質」の解説

銅タンパク質

 銅と結合しているタンパク質.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の銅タンパク質の言及

【銅】より

銅合金【水町 邦彦】【後藤 佐吉】
【生体と銅】
 多くの生物に必須な微量金属元素の一つで,とくに植物にとっては重要な不可欠元素である。酵素や呼吸色素タンパク質などに,銅タンパク質として存在する。甲殻類や軟体動物中のヘモシアニンが呼吸色素の代表例で,脊椎動物におけるヘモグロビンと同じく酸素の運搬をつかさどる。…

※「銅タンパク質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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