翻訳|activation
一般に物質のもつ機能が活発になることをいう。とくに原子,分子が光その他のエネルギーを吸収して高いエネルギー状態に励起され化学反応を起こしやすくなることを,原子,分子の活性化という。たとえば窒素気体中で放電すると準安定状態の励起窒素分子や原子状窒素が生成し化学的に活性となる。また低圧水素中での放電または水銀増感光反応により活性水素を生じ,強い還元作用を示す。アルカリⅠ類金属またはそのアマルガムが酸素と反応すると活性酸素を生じる。触媒反応の過程では反応体分子が触媒の活性点に結合して,引き続く反応をうけやすくなる。これは触媒による反応体分子の活性化である。一方,触媒や吸着剤などによる表面状態の変化や,他の物質の添加によって,その機能が著しく高まることがある。植物炭を水蒸気で活性化し活性炭とするのは典型的な例である。酵素作用をもたない酵素前駆体が活性化剤で活性化されて酵素作用を示すことは,生体内でよくみられる。
執筆者:妹尾 学
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…このように芸術一般の原理である新奇・意外性の原理が追求され,リズム論,物語のプロット論,文学発展史など,文学・芸術現象すべてに一貫して適用された。この原理は文芸学者で作家のYu.N.トゥイニャーノフにより〈規範からの逸脱〉として定式化され,文学発展の動態を規範化=忘却=活性化としてとらえる見通しが開かれていった。 日常言語が何かを伝達するのに対し,詩の言語は言語そのものを志向するという詩的機能の考えは芸術作品の自立の一般原理だが,これも言語学者R.ヤコブソンによって定式化された。…
※「活性化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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