銭持(読み)ぜにもち

精選版 日本国語大辞典 「銭持」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐もち【銭持】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銭を持ちあるくこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「銭持の人、手を摺て強(あながち)に乞ひ請て、此の持たる銭五千両を以て亀五を買取て」(出典今昔物語集(1120頃か)九)
  3. 銭を多く持っている人。富める人。金満家。かねもち。
    1. [初出の実例]「所領もちもちのうへに、なをぜにもちぞ、めでたけれ」(出典:虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android