鋳掛師(読み)いかけし

精選版 日本国語大辞典 「鋳掛師」の意味・読み・例文・類語

いかけ‐し【鋳掛師】

  1. 鋳掛師〈人倫訓蒙図彙〉
    鋳掛師〈人倫訓蒙図彙〉
  2. 〘 名詞 〙 鋳掛けを職業とするもの。いかけや。
    1. [初出の実例]「くわんすのゐかけ仕、幡州の仁と云々。小釜のそこひた三百五十文、薬大のそこ五十文、合四百文にて申付之」(出典多聞院日記‐天正一一年(1583)一二月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鋳掛師の言及

【鋳掛屋】より

…鋳掛けは鋳物技術の一手法で,なべ,釜など銅・鉄製器物の破損を同質の金属,またははんだの一種である白鑞(しろめ)を溶かして継ぎ掛けることであり,その職人を鋳掛屋または鋳掛師といった。基本的には鋳物師(いもじ)から分化した専門職人である。…

※「鋳掛師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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