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人倫訓蒙図彙 じんりんきんもうずい

百科事典マイペディアの解説

人倫訓蒙図彙【じんりんきんもうずい】

1690年上方で出版された風俗事典的絵本中本(ちゅうぼん)7巻。全編を7部に分け,あらゆる身分・職業の簡単な解説と図解を並行させる。著者不詳。絵師は巻3末尾に蒔絵(まきえ)師源三郎署名がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

じんりんきんもうずい【人倫訓蒙図彙】

風俗事典。著者未詳。画は蒔絵師源三郎。1690年(元禄3)刊。7巻。各階層における種々の職業・身分に,簡潔な説明を加え,あわせてそれらの特徴的所作や使用される器物を描いた図を掲げる。巻一は公家,武家,僧侶に関するものを扱い,巻二以下,能芸部,作業部(おもに農工),商人部,細工人部,職之部という構成で,最終巻は遊郭,演劇および民間芸能など。京都を中心に当時の風俗,生活を知るための貴重な資料。【鈴木 淳】

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世界大百科事典内の人倫訓蒙図彙の言及

【絵本】より

…やがて印刷が始まり,衆に先がけて京都の角倉了以が本阿弥光悦とともに,いわゆる嵯峨本を刊行し(1608),その挿絵は以後の印刷本の見本になった。ヨーロッパでコメニウスが教育的図鑑《世界図絵》(1658)を出版したのにややおくれて,京都の儒者中村惕斎(てきさい)は同様の考えから《人倫訓蒙図彙(きんもうずい)》(1666)を著し,多くの追随者を生んだ。そのころから江戸では出版が盛んになり,やがて赤表紙をつけた子ども相手の5~6枚の中本や小本が現れた。…

※「人倫訓蒙図彙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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