錦市場(読み)にしきいちば

百科事典マイペディア 「錦市場」の意味・わかりやすい解説

錦市場【にしきいちば】

京都市内の中心街路である四条通の1筋北に東西に走る錦小路通の新京極(しんきょうごく)通から高倉(たかくら)通に至る約400mにわたって展開する市場。東への行当り新京極通東側に錦天満宮がある。錦市場は,魚,青物を主とした市場として江戸時代以来盛況を呈してきたが,発生時期は明らかでない。現在は生鮮食料品店を中心に,約130軒の店舗が軒を並べ,市民ばかりでなく,京都の名産をみやげにする観光客も訪れてにぎわっている。

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世界大百科事典(旧版)内の錦市場の言及

【錦小路通】より

…市の中心街路である四条通の一筋北に東西に走り,東は新京極通から西は大宮通西入ルまでをいう。その間,新京極通から高倉通に至る約400mにわたって錦市場があり,東への行当り新京極通東側に錦天満宮がある。錦小路通は平安京の錦小路にほぼ該当し,当初は具足(ぐそく)小路の名でよばれていたが,1054年(天喜2)改称した(《掌中歴》)。…

※「錦市場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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