錦袋子(読み)キンタイシ

デジタル大辞泉 「錦袋子」の意味・読み・例文・類語

きんたい‐し【錦袋子】

江戸時代の元禄年間(1688~1704)に流行した薬。明から渡来した秘薬で、万病に効くとされた。

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精選版 日本国語大辞典 「錦袋子」の意味・読み・例文・類語

きんたい‐し【錦袋子】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、中国、明から渡来したという秘薬。万病にきくとされ、元祿年間(一六八八‐一七〇四)に盛んに用いられた。
    1. [初出の実例]「其まま馬は生てはたらく〈西伊〉 錦袋子長良頓てかみわりて〈西長〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦何秤俳諧)

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