鐘鼓楼(読み)しょうころう

世界の観光地名がわかる事典 「鐘鼓楼」の解説

しょうころう【鐘鼓楼】

中国の甘粛(かんしゅく)省の酒泉(しゅせん)(チウチュワン)にある建物。紀元346年の前涼時代に創建され、清時代の1905年に再建された。東西南北に4つの門があり、それぞれの門の上には「東迎華嶽」(東に華嶽を迎え)、「西達伊吾」(西は伊吾に達し)、「南望祁連(きれん)」(南は祁連を望み)、「北通砂漠」(北は砂漠に通ず)という門額がかかっている。この門額は、かつてここがシルクロード要所であったことを物語っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android