長倉駅(読み)ながくらのえき

日本歴史地名大系 「長倉駅」の解説

長倉駅
ながくらのえき

「延喜式」兵部省「諸国駅伝馬」の項に「長倉十五疋」とみえる古代の官道東山道の駅で、清水しみず駅(現小諸こもろ市)に次ぐ信濃国最奥の駅。ここから碓氷うすい坂(現入山いりやま峠付近)を越えれば上野国坂本さかもと駅(現群馬県碓氷松井田まついだ町)である。

長倉駅の所在は確定していないが、「延喜式」に出る長倉牧長倉神社との関係から、軽井沢町またはそれに近い地域にあったのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android