御代田(読み)みよた

改訂新版 世界大百科事典 「御代田」の意味・わかりやすい解説

御代田[町] (みよた)

長野県東部,北佐久郡の町。人口1万4738(2010)。浅間山南麓に位置し,山林原野が総面積の7割近くを占める。南部を千曲川の支流湯川が西流し,南東部には森泉山(1137m),平尾富士(1156m)がそびえる。中心集落の栄町は1893年の信越本線(1997年に第三セクター〈しなの鉄道〉となる)全通後発展した。浅間山のすそ野ではレタス,ハクサイ,キャベツなどの高原野菜が栽培され,村の農業収入の80%以上を占める。食品加工,精密機械などの工場も立地している。軽井沢町の西に接するため,別荘地としての開発も進んでいる。雪窓湖,真言宗智山派の古刹真楽寺がある。御代田のヒカリゴケは県天然記念物。御代田一里塚は県史跡。
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