長牧村(読み)ながまきむら

日本歴史地名大系 「長牧村」の解説

長牧村
ながまきむら

[現在地名]大治町長牧

東は下萱津しもかやづ(現甚目寺町)、西は坂牧さかまき(現甚目寺町)に連なるしん川沿いの村。「徇行記」によれば、概高五一〇石余のうち四八六石余は藩士八人の給知で、田は一二町五反一畝余、畑は一八町五反七畝余。「寛文覚書」に戸数二七、人数一三三とある。「徇行記」は「此村ハ上長牧・下長牧ト二郭ニ分レ、上ハ北ノ方下萱津界ニアリ、下ハ南ノ方萱津渠ノ北ニアリ、高ニ準シテハ戸口多ク、耕田不足ナル故ニ他村ノ田畝ヲ多ク承佃スト也(中略)地割ハ七、八年目又ハ十年目ニスト也、土ハマツチ沙交リ也、村立ハ大体ヨキ所也」とし、浄土宗円光えんこう寺を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android