精選版 日本国語大辞典 「しん」の意味・読み・例文・類語
しん
- 〘 名詞 〙 仲間。多く子どもが用いる。
- [初出の実例]「芝居ごっこをして遊ばうぢゃアねへか。金さんもしんに這入んな」(出典:滑稽本・客者評判記(1811)中)
インドの政治家。インド独立以来、ヒンドゥー教徒以外での初の首相。独立前、イギリス領インド・パンジャブ州のシク教徒の家庭に生まれ、1948年にパンジャブ大学を卒業。イギリス・ケンブリッジ大学を経て、1962年にイギリス・オックスフォード大学で経済学博士課程を修了。経済学者としての道を歩み、1964年には、伝統的に保護主義路線をとるインド政府の貿易政策を真っ向から批判する著書『インドの輸出と自力成長への展望』を出版し、注目を集めた。インドへ戻り、パンジャブ大学などで教鞭(きょうべん)をとる一方、国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局にも勤務。その実力を買われ、1971年に商務省の経済顧問として政府入り。翌1972年に財務省の首席経済顧問に抜擢(ばってき)され、経済政策の専門家として頭角を現す。
国家計画委員会委員長、インド中央銀行総裁、首相の経済問題担当顧問などの要職を次々と歴任し、1991年に上院議員選に当選。ナラシマ・ラオP. V. Narasimha Rao(1921―2004)首相率いる国民会議派政権で財務相に任命され、外資導入や規制緩和などの抜本的な経済改革を主導した。国民会議派は1996年総選挙で大敗したが、野党時代に上院の指導者として国民会議派内で地歩を固めた。2004年総選挙では国民会議派が勝利し、約8年ぶりに政権を奪還。カラム大統領の組閣要請を受け、5月にシンを首班とする連立政権が発足。2009年の総選挙でふたたび国民会議派が勝利し、5月に第2次政権が発足した。2014年1月に今期での首相退任を表明し、同年5月の総選挙後に退任した。
[林 路郎]
古代メソポタミアの神話で、天体神中の最高神。セム系アッカド語で、「月、月神」を意味し、メソポタミアの先住民であるシュメール人が月をよぶのに用いたことば「ズゥ・エン」(スゥ・エン)が訛(なま)ったものといわれる。メソポタミアの宗教および神話では、月神は天界の神々のなかで最高位に置かれ、太陽神シャマシュ(男神)と金星の女神イシュタルはその息子と娘であった。月神シンは南メソポタミアのウルを中心として、人間の保護者として厚く崇拝された。のちには北メソポタミアのハッラーン(ハラン)にも神殿が建てられ、その信仰は異教時代のローマにも伝えられた。
[矢島文夫]
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(田端泰子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…成立当初の〈立花(たてはな)〉の形式と目的は,室内を飾り,それを眺め楽しむということであった。1490年ころになると,花瓶に〈立て〉られる種々の草木のうち,その中心となるものを〈しん〉(心,身,真)と呼び,それに添えるものを〈下草〉と呼んで,それぞれの約則名によって立てられるようになった。それがいわゆる立花(たてはな)様式の誕生になる。…
※「しん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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