門下侍中(読み)モンカジチュウ

デジタル大辞泉 「門下侍中」の意味・読み・例文・類語

もんか‐じちゅう【門下侍中】

中務卿なかつかさきょう唐名
大納言だいなごんの唐名。

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精選版 日本国語大辞典 「門下侍中」の意味・読み・例文・類語

もんか‐じちゅう【門下侍中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中務(なかつかさ)の卿(かみ)の唐名。中書令ともいう。〔拾芥抄(13‐14C)〕
  3. 大納言(だいなごん)の唐名。〔拾芥抄(13‐14C)〕

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世界大百科事典(旧版)内の門下侍中の言及

【宰相】より

… 魏・晋時代から丞相の名が復活し宰相として機能したが,後漢以来の,皇帝直属の秘書官室である尚書が政務遂行の中心になる傾向が推し進められ,それまでの三公が権力を失っていき,尚書の最高官の録尚書事が宰相の権力を掌握した。しかし録尚書事が強大な権力をもってくると,皇帝は尚書の先任官である尚書令,皇帝の側近に侍る官の門下侍中,皇帝の秘書官長である中書令らを重視するようになり,政治の実権はこれらの官に移った。これらの3官は秦・漢以来発展してきた尚書省,門下省,中書省に属するものであったから,唐代になると,尚書・門下・中書の3省の長官(尚書令・侍中・中書令)が宰相の職務を遂行した。…

※「門下侍中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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