開元寺料敵塔(読み)かいげんじりょうてきとう(その他表記)Kaiyuan-si liao-di-ta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開元寺料敵塔」の意味・わかりやすい解説

開元寺料敵塔
かいげんじりょうてきとう
Kaiyuan-si liao-di-ta

中国,河北省定県県城南門内にあった開元寺跡地に建つ古塔。 塼築 (せんちく) ,八角十一重屋根,全高約 84m。第1層は1辺約 9.8mで外観は美しい砲弾形を呈している。北宋の咸平4 (1001) 年に起工し,至和2 (55) 年に完工した。この地は北宋の北境で,遼軍の侵入を警戒したために料敵塔と俗称されている。

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