開遮(読み)かいしゃ

精選版 日本国語大辞典 「開遮」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゃ【開遮】

〘名〙 (「開」は「許」、「遮」は「止」に同じ) 許すことと禁ずること。特に、仏教戒律で、ある行為を時には許し、時には禁ずること。開制。遮開。
往生要集(984‐985)大文五「菩薩乗人。持開遮戒。設有犯。不失念。妄生憂悔。自悩其心

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android