闘雀人を恐れず(読み)トウジャクヒトヲオソレズ

デジタル大辞泉 「闘雀人を恐れず」の意味・読み・例文・類語

闘雀とうじゃくひと・にんおそれず

弱い雀のような鳥でも必死で戦っているときは、人が近づいても恐れない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 小勢

精選版 日本国語大辞典 「闘雀人を恐れず」の意味・読み・例文・類語

とうじゃく【闘雀】 人(ひと・にん)を恐(おそ)れず

  1. 弱い雀でもたたかっている時は相手強者を少しも恐れない。たたかう雀人を恐れず。
    1. [初出の実例]「越の兵は小勢なりといへ共志を一にして、而も遁れぬ所を知れり。窮鼠却って猫を噛み、闘雀不(トウジャクひとヲヲソレス)といへり」(出典太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android