防かび加工(読み)ボウカビカコウ

化学辞典 第2版 「防かび加工」の解説

防かび加工
ボウカビカコウ
mildew proofing

かびやバクテリアの微生物による繊維の損傷や発臭を防止する加工.
(1)フェノール系化合物(ペンタクロロフェノール),
(2)有機銅化合物(ナフテン酸銅),
(3)有機亜鉛化合物(ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛),
(4)有機スズ化合物(トリエチル(オクチル)スズ),
(5)有機水銀化合物(フェニル酢酸水銀),
(6)第四級アンモニウム塩化合物(アルキル(ベンジル)ジメチルアンモニウム=クロリド),
など各種の薬剤が利用される.(3)~(6)が効果が大きいが,人体,とくに皮膚への刺激が問題となった.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む