最新 地学事典 「阿多鳥浜テフラ」の解説
あたとりはまテフラ
阿多鳥浜テフラ
Ata-Torihama tephra
約24万年前に南九州指宿東方のカルデラから噴出した大規模テフラ。Ata-Thと略記。降下軽石,火砕流堆積物,これと同時の降下火山灰からなる。前二者は南九州一帯に広く分布するが,降下火山灰はさらに広く本州中部~東部でも認められ,更新世中期の堆積物や地形面対比・編年に有用。本テフラは直方輝石角閃石流紋岩質で,石英を含む高シリカのバブル型火山ガラスを主とする。噴出時代は酸素同位体ステージ8~7に相当する。
執筆者:町田 洋・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

