限界投資性向(読み)げんかいとうしせいこう(英語表記)marginal propensity to invest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「限界投資性向」の意味・わかりやすい解説

限界投資性向
げんかいとうしせいこう
marginal propensity to invest

国民所得増加投資支出の増加をもたらす場合における投資の増加分を国民所得の増加分で除した比率。投資支出と国民所得の関係を示すものである。限界投資性向と限界消費性向を加えたものは普通は1より小さいと考えられるが,もしこれが1をこえると経済体系は不安定になる可能性のあることが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android