陽日郷(読み)ゆいごう

日本歴史地名大系 「陽日郷」の解説

陽日郷
ゆいごう

和名抄」にない古代郷で、多賀城跡出土木簡に「丈部大麻呂 年廿九左頬黒子 陽日郷川合里」とある。陽日郷は「和名抄」高山寺本に陽日駅、「日本紀略」寛平九年(八九七)九月七日条に小陽日温泉こゆいゆせん神、「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に陽日駅と記されているもので、現在の安達町油井ゆいが遺称地とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android