… 井原西鶴《好色一代女》で,女が化粧の際,硯(すずり)の墨で額の際を染めているように,江戸時代の女性は額の形容にも心を配った。生れつきのままで良いのもあるが,額のなりが悪いと愛嬌がないから髪の生え際を剃れと《女鏡秘伝書》にあるように,額を剃ったり生え際に際墨(きわずみ)を薄くぬって形を整えた。奥田松柏軒編《女用訓蒙図彙(おんなようきんもうずい)》に言うように,生まれつき額は10人中8,9人は左に歪みがあると当時信じられ,髪際点と鼻すじを結ぶ線を対称軸として左から墨をいれたり,もみあげをそろえたりした。…
※「際墨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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