際無し(読み)キワナシ

デジタル大辞泉 「際無し」の意味・読み・例文・類語

きわ‐な・し〔きは‐〕【際無し】

[形ク]
限りがない。果てしない。
ざえといふもの、いづれも―・くおぼえつつ」〈・若菜下〉
限りなくすばらしい。
仮名かむなのみなむ、今の世はいと―・くなりたる」〈梅枝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「際無し」の意味・読み・例文・類語

きわ‐な・しきは‥【際無】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 際限がない。限りがない。果てしない。いつまでも続いている。
    1. [初出の実例]「よろづのこと、みちみちにつけて、習ひまねばば、才(ざえ)といふ物、いづれもきはなくおぼえつつ」(出典源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  3. 限りなくすぐれている。この上なくすばらしい。
    1. [初出の実例]「よろづの事、むかしには劣りざまに、浅くなりゆく、世の末なれど、かむなのみなん、今の世は、いと、きはなく、なりたる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)梅枝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む