雄呂血(読み)オロチ

デジタル大辞泉 「雄呂血」の意味・読み・例文・類語

おろち〔をろち〕【雄呂血】

二川文太郎監督による映画題名。大正14年(1925)公開。白黒サイレントの剣戟けんげき映画。出演阪東妻三郎、環歌子ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の雄呂血の言及

【時代劇映画】より

…この作品の大ヒットに続いて,マキノ映画では,沼田紅緑監督《鮮血の手型》《討たるゝ者》や二川文太郎監督《逆流》《江戸怪盗伝・影法師》等々,寿々喜多呂九平脚本の時代劇が連作され,これらに主演した阪東妻三郎は一躍スターになって,〈剣戟(けんげき)王〉とまでいわれた。そして,阪東妻三郎は独立し,寿々喜多・二川コンビと組んで,浪人の抵抗と反逆の心をすさまじい乱闘シーンで爆発させた《雄呂血(おろち)》(1925)をつくった。 これら寿々喜多呂九平作品には,画面展開と人物の動きの快走感の点で,明らかにアメリカ連続活劇の影響が見られ,寿々喜多・二川コンビの高木新平主演《快傑鷹》(1924)は,ダグラス・フェアバンクス主演《奇傑ゾロ》の翻案であった。…

※「雄呂血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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