集中法X線カメラ(読み)シュウチュウホウエックスセンカメラ

化学辞典 第2版 「集中法X線カメラ」の解説

集中法X線カメラ
シュウチュウホウエックスセンカメラ
focusing X-ray camera

サブユニットSeemann-Bohlinの集中法の原理にもとづいてつくられた粉末X線カメラ.その原理を図に示す.円筒カメラを用い,円周にそって比較的多量の試料を置く.入射X線の焦点を円周上のSに置くので,同じブラッグ角θをもつ回折線はすべて円筒上の一つの焦点Dに集中する.円筒にそってフィルムを置けば,比較的短時間で高分解能の回折写真が得られる.よく用いられる代表的なものはギニエカメラである.[別用語参照]デバイ-シェラー法

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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