円周(読み)エンシュウ

デジタル大辞泉 「円周」の意味・読み・例文・類語

えん‐しゅう〔ヱンシウ〕【円周】

円を形づくる線。円のまわり。
円を描くようにして動くこと。
「互ひに手を取り―して踊る」〈航米日録・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「円周」の意味・読み・例文・類語

えん‐しゅうヱンシウ【円周】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 円を描いて動くこと。
    1. [初出の実例]「男女十六人組合せて、互に手を取り円周して踊る」(出典:航米日録(1860)三)
  3. 平面上の曲線一つ。一定点から等距離にある点の軌跡。円。
    1. [初出の実例]「周囲と云るも円周と云も一なり」(出典:暦象新書(1798‐1802)中)
    2. [その他の文献]〔隋書‐天文志・天体〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の円周の言及

【円】より

… 円の面積というときのように,円によって囲まれる平面の部分もまた円と呼ばれる。はっきりと区別するため,最初に定義した円を円周といい,円周とそれが囲む平面の部分を合わせた図形を円板という。なお,円の内部,すなわち円板から円周を除いた残りの図形を開円板という。…

※「円周」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android