雲霧となる(読み)クモキリトナル

デジタル大辞泉 「雲霧となる」の意味・読み・例文・類語

雲霧くもきりとな・る

火葬にされる。雲霧に紛る。雲霞となる。
「はかなき―・らせ給ひぬるは」〈栄花・岩蔭〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雲霧となる」の意味・読み・例文・類語

くもきり【雲霧】 と=なる[=見做(みな)す]

  1. 死んで火葬になる。火葬の煙となる。雲霞(くもかすみ)となる。雲霧に紛る。
    1. [初出の実例]「はかなき雲きりとならせ給ひぬるは、如何あはれならぬ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)岩蔭)

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