零れ初む(読み)こぼれそむ

精選版 日本国語大辞典 「零れ初む」の意味・読み・例文・類語

こぼれ‐そ・む【零初】

  1. 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙 あふれはじめる。流れはじめる。
    1. [初出の実例]「忍ぶれど涙こぼれそめぬればをりをりごとにえ念じえず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android