霞み残る(読み)かすみのこる

精選版 日本国語大辞典 「霞み残る」の意味・読み・例文・類語

かすみ‐のこ・る【霞残】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 一部分だけ霞がかからないで残る。
    1. [初出の実例]「目に近き庭の桜のひと木のみ霞みのこれる夕暮の色〈道良女〉」(出典:玉葉和歌集(1312)春下・二一〇)

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