露分衣(読み)つゆわけごろも

精選版 日本国語大辞典 「露分衣」の意味・読み・例文・類語

つゆわけ‐ごろも【露分衣】

〘名〙 (「つゆわけころも」とも) 露の深い草原・野路などを押し分けて行く時の、露にぬれた衣。また、露のおく草を分けて行く時に着る衣。
万葉(8C後)一〇・一九九四「夏草の露別衣(つゆわけころも)着けなくにわが衣手の乾(ふ)る時もなき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android