非タンパク質呼吸商

栄養・生化学辞典 「非タンパク質呼吸商」の解説

非タンパク質呼吸商

 消費した酸素と生成した二酸化炭素のモル比を呼吸商というが,体内で酸化される物質は,主に炭水化物脂肪タンパク質.タンパク質の燃焼量は窒素の排泄量から算出できるので,タンパク質燃焼のために使われた酸素量とその結果生成した二酸化炭素量を全体から差し引くと,脂肪と炭水化物の燃焼のために使われた酸素のモル数がわかり,その結果生成した二酸化炭素のモル数がわかる.脂肪のみが燃焼するとその比は約0.7になり,炭水化物のみが燃焼すると1.0になることから,非タンパク質呼吸商と酸素の消費量から,体内で燃焼した炭水化物量と脂肪量が計算できる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む