鞘細菌(読み)さやさいきん(その他表記)sheathed bacteria

改訂新版 世界大百科事典 「鞘細菌」の意味・わかりやすい解説

鞘細菌 (さやさいきん)
sheathed bacteria

〈しょうさいきん〉とも読む。鉄やマンガンの酸化物を含む鞘状の菌鞘の中に細菌細胞が連鎖して包まれている細菌。菌鞘細菌ともいう。Sphaerotilus natans Kützingが代表種で,製紙あるいは畜産工場から流れ出る廃水中に発生するもので,汚水細菌または汚水の鉄細菌とも呼ばれる。多くは廃水が河川に流入して幾分うすまったゆるい流れの岸や底に,もやもやした灰褐色の集塊として発生し,また活性汚泥によく発生し,糸状の集塊を生じて活性汚泥の沈降性を悪くする。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鞘細菌の言及

【鞘細菌】より

…鉄やマンガンの酸化物を含む鞘状の菌鞘の中に細菌細胞が連鎖して包まれている細菌。菌鞘細菌ともいう。Sphaerotilus natans Kützingが代表種で,製紙あるいは畜産工場から流れ出る廃水中に発生するもので,汚水細菌または汚水の鉄細菌ともよばれる。…

※「鞘細菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む